学生がクレジットカードを作るとき親権者へ同意は必要か

クレジットカードは基本的に、収入の安定した社会人に発行して使ってもらう想定です。よって、学生は一部の継続的なアルバイトをしている人を除き、収入の安定性には問題がありますから、発行をしにくくなると思われがちですが、カード会社は将来の顧客となってもらうべく、学生も対象にしています。親元暮らしならともかく、1人暮らしだと自分ですべての支払を行うことになりますから、発行のメリットは大きいです。

ポイントも貯まり、ネット通販にて手数料を支払う必要がなく、多額の現金を持ち歩く必要もありません。特に旅行では多いに威力を発揮するはずです。また、明細をWebなどで確認できるので、自分がお金をどう使っているかがわかり、使い方の勉強もできます。また、学生のうちにカードを使っていくと、信用履歴が貯まりますから、将来、カードのグレードアップにも役立てられます。

しかし、だからこそ注意が必要です。

1つ目は、カード払いは短期の借金をしていることを認識すること。その場では買い物が出来ても、後に引落日までに引落先銀行にお金を入れておかなければなりません。それを遅滞なく行うことで、信用が出来てくるのです。

2つ目は、カードによってはそれなりの限度額を用意してしまう会社もありますが、出来れば、アルバイトなどの収入に見合った限度額に変更してもらうことです。できれば最小に。どうしても大きな金額を必要な場合は、その際だけカード会社に連絡して、特定の店舗での利用に一時的に限度額を上げてもらうことも可能です。

3つ目は、キャッシングはできないようにしておくこと。直接お金を引き出す行為は、大抵は手持ちや銀行の残高が足りないときに行ってしまいます。現在は銀行によっては夜遅くまで引き出せるところが多いので、キャッシングまでして高い利息を支払う意味は薄れています。

4つ目は、クレジットカードを保持したら、管理に気を付けること。財布を忘れやすい人は特に注意です。現金だけなら最悪抜かれるだけですが、クレジットカードは盗めてから気が付くまでにタイムラグがあり、その間に不正利用されても仕方ありません。

以上のことを気を付けるのが必要です。

これは貴方のことを信用してお金を貸しますよという意味でありそのことを了承した上でカードを発行するべきです。

学生専用クレジットカードを作る際の注意点

学生向けのクレジットカードしか作れないのか

学生がクレジットカードを作る場合、どのような選択肢があるのでしょうか。

1つ目は自身の名義のクレジットカードを作る選択肢です。

2つ目は、親の方に発行されているクレジットカードの家族カードを発行してもらう選択肢です。

例えば、親の方がプレミアムカードを発行してもらっていたり、特定の条件下でしか発行されないクレジットカードを保持されていて、その恩恵を受けたいのであれば、家族カードは有効な選択肢です。しかし、1つ難点があります。それは、親の方に何に使ったかわかってしまいます。ですから、自身の名義でクレジットカードを作成したほうがいちいち他人のチェックを受けずに自分の責任で活動できるということから望ましいかもしれません。

ところで、学生に発行できるクレジットカードですが、どんなのがあるでしょうか。

カード会社は、学生向けのクレジットカードを発行しているところとそうでないところがあります。後者の会社は、学生にはクレジットカードを発行してもらえないのでしょうか。そういうことはありません。

クレジットカード会社は、どの会社も、将来の顧客である学生を無碍に扱うことはありません。単に学生向けのラインナップがないだけで、発行時の限度額をできるだけ低めに調整するなどして、対応をしています。例えば、楽天カードは、18歳以上であれば審査はありますが発行可能です。

ただ、学生向けカードのラインナップを設けているカード会社は、限度額が低い代わりにポイントを一般カードより付与率を上げたりして、またキャンペーンで手厚い特典を用意して、学生向けラインナップに誘導しています。

学生向けのクレジットカードは審査が通りやすいのか

クレジットカードを発行したいと思う際にバリアになるのが、審査です。クレジットカード会社は、申込者の収入、職業、信用履歴等から、確実に支払をしてもらえるかの視点で確認し、申し込みを受け入れるか、また、限度額をいくらにするかを設定しています。

これが審査ということになります。当然ながら審査を通過できない場合があり、ご本人が信用履歴に問題があるとか、収入が低かったり安定しない場合は通過できないことがあります。しかし、学生がクレジットカードの発行をする場合は、他の社会人より審査が厳しくないと言われています。

カード会社から見れば、将来の顧客なので、自分のところのクレジットカードを使ってもらいたいのです。その人にとってメインのクレジットカードになってほしいのです。従って、虚偽の記載がなければ、限度額は低くいかもしれませんが審査は通りやすいと言えます。

これは、学生向けでも一般向けでもクレジットカードを学生が発行してもらう場合は同じことが言えます。しかし、もし親権者の信用状況に問題があったり、または携帯電話の未払いが残っているなどの場合は、それが信用情報に記録されていることもありますから、審査に通りにくくなる可能性があります。

親権者の同意は必要か

学生は、何も成人だけではありません。

大学や専門学校の入学時は、もし高校からストレートで入学した場合は、あと2年は未成年です。しかし、未成年でもクレジットカードは発行は可能です。ただ、カード会社から見れば、日本の法律では人間の成人は20歳からですので、それ未満の学生は、何かあれば親が責任を取ることになります。

従って、20歳未満である未成年の学生がクレジットカードを発行してもらう場合、親にあたる親権者の同意を取り付ける必要があり、カード会社でも親権者の同意書を同封して申込を行うように定めています。

ちなみに、これを以って親権者が保証人とか連帯保証人になるわけではありませんが、被発行者である学生が延滞などを起こした場合、監督者である親権者に連絡が行き、責任を求められます。学生が成人の場合は、親権者の同意は必要ありません。親権者に内緒でクレジットカードを発行してもらうことができます。

ちなみに、成人でも一部のカード会社では、限度額の増額申請などの場合に、親権者の同意が必要な場合があります。ただし、もし延滞などがあった場合、本人の信用履歴に傷が付くので、親権者が責任を求められることはありません。

なお、未成年で親権者の同意書を送る場合、もし同意書を自分で書いて申込したとしても、親権者に連絡が行くので、未成年については内緒でクレジットカードを発行できないことになります。